かさばりやすい資料やファイルを多く管理する方には、2段タイプのワゴンがおすすめです。
3段タイプのワゴンとの使用感の違いとして、3段タイプのワゴンはそれぞれの引き出しの深さが異なる製品が多くなります。
小物などを細かく整理して収納できるというメリットはありますが、A4サイズのファイルが収納できるスペースが3段目のみとなるタイプが主流です。
2段タイプのワゴンは上下段ともにA4サイズのファイルに適した深さがあります。
センター引き出し付きの平机と組み合わせての使用であれば、さらに文具や細かい小物類の整理も可能です。
デスクワゴンは、ほぼ全ての製品が鍵付きとなります。
ひとつの鍵で管理ができる仕様のものが主流です。
オカムラ(岡村製作所)製の「デスクサイドワゴン」のように、引き出しタイプではない2段ワゴンもございます。
こちらはフリーアドレスや、奥行きが浅めのデスクにおすすめです。
セキュリテイ管理は難しくなりますが、解放的で収納物の出し入れはとてもスムーズ。
キャスター付きで気軽に移動できる補助収納として、使い勝手の良いアイテムかと思います。
2段ワゴンには大きく分けて、2種類の「高さ」があります。
スタンダードなサイズは高さ60cm~61cmのもので、「インサイドワゴン」と呼ばれるタイプ。
これはセンター引き出し付きの平机の下にも収めることができるデスクワゴンになります。
もう1種類は「ハイタイプ」と呼ばれ、高さが65cm前後あるタイプ。
引き出しのない平机やフリーアドレス向きで、サイドテーブルとしての活用もできます。
イトーキ製「インステート シリーズ」の2段ワゴンのように、レベルアップ機能が採用されている製品もあります。
レベルアップ機能とはワゴンの天板高さを65cm〜74cmまで調節できる機能で、これによりワゴンとデスクとの高さを揃えることができるため、作業スペースの拡張などに役立ちます。
こちらの製品はキャスターなしとなりますが、組み合わせるデスクの高さに合わせられることで、ハイタイプよりも自然な動線を作りやすいかと思います。
デザインが特徴的なのはスイスのモジュラー家具メーカーである、UMSハラーの製品。
パイプやボールなどのパーツの組み合わせで作る「モジュラーシステム」を採用し、細かいところまで計算されたシンプルなパーツを組み合わせることで、フォルムの美しさと耐久性を高めた製品を生み出しています。
国内メーカーのスタンダードな2段ワゴンと比べるとラッチ機構が搭載されていていませんが、パーツを追加することでカスタマイズすることが可能なためデスク用としてでなく、幅広い使い方ができる自由度の高いアイテムとなります。
ご購入の際にはデスクの仕様・寸法をお確かめになり、使いやすいものをお選びいただければと思います。